カテゴリー: 電源装置・インバーターのFAQ

安定化電源、アップバーター、バッテリー充電器などに関して良くあるご質問



車内でDC12VをDC18Vに変換できますか?

ag803sub
【ご質問】
車の中でDC18Vが欲しいのですが、車のバッテリーDC12VからDC18Vに変換出来ないでしょうか?

【回答】
DC12Vバッテリーの電圧を、DC24Vに変換するアップバーターという機器があります。
DC12Vの車輌に、大型車両用のDC24V機器を搭載して使用したい場合などに使用する機器ですが、こちらのアップバーターを、特注でDC18V出力に仕様変更することはできます。

ただ、弊社取扱のアップバーターは、24V車輌用の機器を想定しているため、出力電圧がプラスマイナス3V~4Vの幅がございます。出力電圧の幅がありますので、使用される機器が、入力電圧にシビアな機器である場合は対応できない可能性もあります。その旨ご了承下さい。

DC18Vで使用される機器の仕様(どのような機器か?、定格消費電流など)をご連絡頂けましたら、対応できるアップバーターをご用意できるかどうか確認致します。

なお、DC18V出力のアップバーターは特注品となりますので、ご発注後のキャンセルやご購入後の返品は、承ることが出来ませんので、ご了承下さい。

電源アップバーター 各種

展示場の車のヘッドライト等を安定化電源で動かせますか?

AFC30 全自動充電器
【ご質問】
安定化電源 DPS-3012M(12V仕様 連続30A)の導入を検討しております。展示場の車に接続して使用したいのですが、問題ないでしょうか? ヘッドライトを点けたり、カーステレオを鳴らしたりする用途に使用します。

【回答】
直流安定化電源 SPS-DPS3012M(連続30A)は、車展示場での導入実績が多くございます。
連続30Aの容量がありますので、容量の範囲内の機器であれば、動作させることが出来ます。よほど容量の大きなヘッドライトや、出力の大きなカーステレオでないかぎり問題なく使用できると思います。

⇒ 直流安定化電源 SPS-DPS3012M

※注意
安定化電源を接続する際は、必ず車のバッテリーは外して、バッテリーの代わりに安定化電源を接続して使用下さい。充電器ではありませんので、バッテリーを繋いだ状態での使用は機器故障の原因となります。

また、安定化電源 SPS-DPS3012Mを接続した状態で、車のエンジンは絶対にかけないで下さい。エンジン始動の際、瞬間的に大きな電流が流れますので、安定化電源が壊れてしまう可能性があります。

ちなみに、安定化電源の場合、容量に上限がありますので、容量を超えてしまった場合は、保護回路が働き、電流がストップしてしまいます。
電動スライドドアを搭載の展示車に使用する場合は、注意が必要です。電動スライドドアは、モーターで駆動しているため、駆動の際に定格消費電流の2~10倍ほどの大きな電流が必要になります。そのため、車輌の種類によっては、電動スライドドアの駆動電流の容量が大きく、安定化電源では電動スライドドアが動作しない場合があるかもしれません。

大きな電動スライドドアも含め、展示車の電装機器を確実に動作させたい場合は、全自動バッテリー充電器CHG-AFC30の使用をお勧めします。
こちらの機器は、バッテリー充電器ですので、安定化電源の時とは違い、車のバッテリーを載せたまま使用します。その車に搭載されたバッテリーで電動スライドドア等の電装機器を動かしますので、車に標準(またはメーカーオプション)搭載されている機器であれば、問題なく動作させることができます。
CHG-AFC30は、全自動で接続したバッテリーを常に満充電の状態に保てますので、バッテリーが上りを気にする事無く、ご来場者の方に展示車の電動スライドドアやヘッドライトなどをお試し頂けると思います。

⇒ 全自動バッテリー充電器 CHG-AFC30

アップバーター入力側の電圧変動の対応範囲?

ag803sub
【ご質問】
アップバーター UPV-AG803SU、またはUPV-AG1403SUは、入力側の電圧変動に仕様上どの程度対応できますか? (例:DC12V±10%)

【回答】
アップバーター UPV-AG803SU、またはUPV-AG1403SUの入力電圧の変動許容範囲値は、

DV10.5V(±0.5V)~15.0V(±0.5V)

となります。
入力電圧が、許容範囲値の下限を下回る、又は、上限を超えますと、アップバーターの安全装置が働きますので、アップバーターの動作がストップしてしまいます。なお、数値の()内の±0.5Vというのは機器の個体差のレベルになります。

⇒ アップバーター AG-803SU 直流電圧変換機

車で医療機器機器を使用するためのインバーターは?

【ご質問】
急遽、車で医療機器機器を使用しなければならない状況となり、病院側からインバーターの購入を指示されたものの、素人のため何を選択すべきかわからず困っております。恐れ入りますが下記の点についてご教示願います。

購入検討のインバーターは「INVS-AS300-12V」で適切かどうか? 条件は下記の通りです。

車:TOYOTA VOXY80系
医療機器:Fisher&Paykel MR850GJU 人口呼吸器用加温加湿器
(100V~50/60Hz、電源入力220VA、ヒータープレート150W、ヒーター60W)

接続する人口呼吸器は充電して使用可能のため、この分の電源は考えなくともよいとの医師からの説明でした。そのため人工呼吸器は考慮せずご回答いただけると幸いです。

【回答】
まず、使用されるお車『TOYOTA VOXY』(普通車)は、DC12V電源のお車で、医療機器を接続になりますので、正弦波インバーターもDC12V用の中から選択して頂くことになります。

対応するインバーターの容量に関してですが、
接続予定の人口呼吸器用加温加湿器 MR850GJUのメーカー(Fisher&Paykel社)のWEBサイトを確認してみましたが、機器の詳細仕様書が確認できませんでした。そのため、ご申告頂いた機器の仕様を前提としての選定となりますことをご了承下さい。

ヒーター系の負荷が2種類で、合計210Wとのことですので、余裕をみて、正弦波インバーター ASA-600-12V(定格出力 560W 最大600W)を奨励いたします。

弊社の正弦波インバーターのシリーズには、安全装置が付いているため、容量を超えた負荷がかかった場合、動作をストップしてインバーターを保護する仕様になっています。

ご検討頂いているAS-300-12Vでも、作動する可能性は十分ございますが、使用する機器とインバーターの容量の余裕が少ないため、急な負荷がかかり容量を超えた場合、安全装置がかかりインバーターがストップしてしまう可能性があります。

命にかかわる機器を接続することになりますので、安心して使用できる余裕のある600Wタイプをお勧めします。医療機器ですと、矩形波インバーターでは動作しませんので、ご注意下さい。

ちなみに、人工呼吸器のようなポンプ(モーター)を使った機器は、機器の定格消費電力の2倍~10倍程度の容量のインバーターが必要な場合があります。容量が足らないと、インバーターが動かなかったり、途中で止まってしまったりすることになってしまいますので、選定の際は、インバーターの定格出力の容量で判断せず、使用される人工呼吸器等の機器のメーカー、型式等を提示のうえ、お気軽にご相談下さい。

⇒ 正弦波インバーター INVS-ASA-600-12V (定格560W)

⇒ 正弦波インバーター INVS-AS300-12V (定格280W)