TOAのTA-101に代わる放送アンプは? 10W8Ωのスピーカーを使用
【ご質問】
TOA社のTA-101という放送アンプに、マイクと天井から吊り下げたスピーカー1台を繋いで、館内放送に使っていますが、アンプの電源が入らなくなってしまいました。かなり古いアンプで、1989年購入と書いてあるのですが、修理はできますか?
修理できない場合、代わりのアンプはどれを選べばよいでしょうか? スピーカーは、現在使用しているスピーカー(10W 8Ωと書いてあります)をそのまま使用したいと思います。
【回答】
TOA社製のTA-101は、すでに販売が終了しているアンプで、メーカー保守も終了してしまっております。保守終了でパーツの取り寄せができませんので、残念ながら修理は難しいと思います。
電源が入らなくなった原因が簡単な接触不良等であれば、修理できる可能性もありますが、パーツの交換が必要になるような修理になってしまった場合は、パーツをメーカーから取り寄せできませんで修理はできなくなってしまいます。
現在使用されている10W8Ωのスピーカーをそのまま使用するとなると、ローインピーダンス対応のアンプを選ぶ必要があります。ローインピーダンススピーカー対応のコンパクトな簡易放送アンプ NT-102AC(10W)がありますので、ご紹介致します。
お持ちのマイク、スピーカーを使用でき、アンプを交換するだけで、今までのように館内放送をすることが出来ます。TA-101と同じくAUX入力端子も付いておりますので、音楽プレーヤー等を接続して、BGMなどを流すこともできます。
なお、現在TOA社で、TA-101の後継機として、TA-102というアンプが販売されておりますが、TA-102はハイインピーダンススピーカー専用の仕様になっておりますので、お持ちの8Ωスピーカー(ローインピーダンス)との組合せでは使用できなくなっております。お持ちの8ΩスピーカーとTA-102の組合せで使用すると、機器を壊してしまいますので、ご注意下さい。