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畑仕事中にラジオの音声を屋外のスピ-カ-を通して拡大したい

【ご質問】
畑仕事でラジオを聞きながら作業をしています。音声を屋外のスピ-カ-を通して拡大したいのですが、方法がありましたら教えてください。
屋外用スピーカー

【回答】
お持ちのラジオに外部スピーカー出力があれば、屋外用のローインピーダンススピーカーを接続するだけで実現できます。しかし、最近のラジオは、外部スピーカー出力が付いていないタイプが多いと思います。その場合は別途アンプも必要になってきます。

▼ACアンプ(100Vアンプ)
AC100V電源を取れる環境(コンセント)があれば、ACアンプ+屋外スピーカー+ラジオの組み合わせが宜しいかと思います。具体的には、ACアンプ(放送装置)FA-101(7W)をご参照ください。セット構成も組んでいるため、判りやすいと思います。
ACアンプ接続図
但し、ラジオとACアンプの接続ケーブルに関しては、弊社で取り扱いがないため、別途ご用意して頂く必要がございます。ラジオのイヤホン端子やヘッドホン端子とACアンプのAUX入力端子を接続するケーブルが必要になります。

ACアンプと屋外スピーカーまでの距離が40m以上になるようなら、ハイインピーダンス対応の NAC-2021B、NAC-2031B などをご検討なさってください。

▼DCアンプ(12Vアンプ 車用拡声器)
AC100V電源が取れない場合は、バッテリーの12V電源+DCアンプ+屋外スピーカー+ラジオの組み合わせが宜しいかと思います。 DCアンプはこちらにセット構成を組んでありますので、ご参照ください。

【追記】 2015年3月
簡易放送アンプ FA-101 は完売しました。後継機種は、NT-102ACとなります。

⇒ 簡易放送アンプ・放送装置の詳細

ローインピーダンススピーカーとは、どのような仕様ですか?

インピーダンスが4Ω~16Ω程度でトランスを内蔵していないタイプのスピーカーです。スピーカーケーブルをあまり長くすることは出来ません。スピーカー NZ-S30

カーアンプ(車用拡声器)に使われるスピーカーは、ほとんどがローインピーダンススピーカーです。例えば右写真のスピーカー NZ-S30 のスペックは16Ω30Wです。16Ωなのでローインピーダンススピーカーということになります。

ローインピーダンスの場合、スピーカーの定格入力がアンプの最大出力より小さいとボイスコイルが破損する危険性がありますので「アンプ出力≦スピーカー入力」になるよう選定してください。

ハイインピーダンススピーカーはどのようなスピーカーですか?

【回答】トランス内蔵スピーカー
インピーダンスが330Ω~10kΩ程度でトランスを内蔵しているタイプのスピーカーです。すなわちトランス内蔵型のスピーカーはハイインピーダンススピーカーということにります。カースピーカー

ローインピーダンススピーカー(4Ω~16Ω程度)と比較してスピーカーケーブルを長くすることが出来ます。また多くの場合、タップ調整により、W数の変更や調整ができますので、スピーカーを増設したい場合や配置換えなどの場合も柔軟な対応ができます。アンプに多くのスピーカをつなぐ場合やスピーカー配線が長い場合に使用されます。

ハイインピーダンスの場合、スピーカーの定格入力がアンプの定格出力より小さいか、同じになるようにしてください。「アンプ出力≧スピーカー入力」になるよう選定してください。