インタビュー形式のワイヤレスガイドシステムに関して
【ご質問】
工場見学や観光案内でご愛用頂いておりますワイヤレスガイドシステムですが、見学者の質問を受け付けたいので、相互通話の機能の付いたものはありませんか?
【回答】
ワイヤレスガイドシステムの送信機 マルチマイクの面白い使い方をご提案させて頂きます。
マルチマイク NZB-M820 を使用した、インタビュー形式の使用法になります。
マルチマイクには、2つのマイク入力がありますので、2種類のマイクを接続することができます。ヘッドマイク(又はピンマイク)とハンドマイクの組合せで使用することで、インタビュー形式の使い方をすることができます。
通常のご案内は、ヘッドセットマイクで行います。
もう1つのハンドマイクは、付属のベルトホルダーに装着できますので、使用しないときは両手が開いた状態(ハンドフリー)でご案内をすることが出来ます。ハンドマイクにはトークスイッチが付いていますので、使用しない時にはマイクを切っておくことができます。無駄な音声を拾うことはありません。
見学者から質問を受け付ける場合は、ホルダーからハンドマイクを抜いて、質問者にインタビュー形式(対話方式)でマイクを向け、マイクに向かって話して頂くことにより、お客さまからの質問内容を、受信機を装着した案内人と見学者全員にクリアーにお届けすることができます。
※案内人も無線で質問内容を聴くには、受信機(ビーガイド NZB-R800)を身に付ける必要があります。騒音の大きな環境での工場案内などでは、案内人もビーガイドの装着(案内人が送信機と受信機の両方を持つこと)をお勧めします。
ご希望の相互通話のできるワイヤレスの機器を使用した場合、案内人と見学者の意思疎通ができ、使いやすいようにも感じますが、大人数を対象にした工場見学や観光ガイドの場合、相互通話のデメリットも出てきてしまいます。
見学者の方も自由に送信できてしまいますので、見学者の自由な音声の送信で、ガイド業務が阻害され、見学者の方にご案内内容がスムーズお届けできなくなってしまう可能性も出てきます。
一方、ご提案するインタビュー形式での質問の受付であれば、案内人以外の音声は制限されますので、スムーズな案内業務が出来るのではないかと思います。また、相互通話できる機器に比べ、ずっと安価に導入できますので、お勧めの使用方法です。